ゴールデンウィーク前半の4/27-29に長野県の高ソメキャンプ場にファミリーで行って来ました。
今年も3/1の09:00から電話でのみ予約受付を開始したのですが、僕自身も300回以上リダイヤルをして、15:00過ぎに無事予約出来ました。15時時点ではやはり一番人気の湖畔サイトは取ることは出来ませんでした。噂通りの激戦…。これは夏休みシーズンも同様なんでしょう。
高ソメキャンプ場について
高ソメキャンプ場は長野県の松本市にある標高1,200mのキャンプ場です。白樺の木々に囲まれた森林サイトが中心で、ゴールデンウィーク中は桜や水芭蕉が咲く自然豊かなシーズンですが、夜間・早朝の気温は東京の真冬並みに冷えます。冬装備で暑いかな?と心配していましたが、この装備でなければ1日目で帰宅していたと思います。
事前の天気予報サイトをチェックしていた内容によると、tenki.jpではだいたい最低気温4℃、最高20℃となっていたのですが、Weather Newsでは最低気温マイナス6℃、最高気温12℃とのことでした。今回のケースではWeather Newsに軍配が上がりました。
Google Map上で位置を確認すると、東側に中央道の松本ICがあり、ICを降りて158号線を西南西の方角に進んでいくと梓湖と通じ、そこから北上すると上高地、南下すると高ソメというような位置関係です。
松本ICから30㎞弱程度で、それほど登っている感覚は無かったのですが、いつの間にか標高1,200mにいたようです。
道中に見かけた最後のコンビニは渕東と新島々の中間にある「セブンイレブン波田赤松店 」でした。それ以降は小さなスーパーも見かけることはありませんでした。
新島々の辺りで薪屋さんを見かけたのですが、今回は積載スペースの関係から見送り、キャンプ場の高い薪を購入することにしました。
キャンプ前日
予約完了して約2ヶ月、ようやく仕事を終えた4/26金曜日の夜に都内を出発し、甲府のビジネスホテルで4人で宿泊することにしました。何せ史上最大の10連休の初日に中央道がまともに走れるイメージが全く持てなかったので。
宿泊したのはチサンイン 甲府石和。
hotels.comで予約して4人で2部屋に分かれて宿泊し合計11,000円。チェックインも深夜2:00までOKなので、もし友達と土日で富士山周辺でキャンプするなら、1人2,500円払って金曜日の夜前乗り&甲府飲みからの翌朝楽々出発なんてことも可能です。まあ、一緒にキャンプしてくれる友達はいないのですが😢
前日の日程はこんな感じでした。
- 金曜日に長男が塾で帰宅は21:00。
- 帰宅後に入浴など諸々の準備をして22:00前に都内を出発。
- 甲府に着いたのは23:30。約2時間と順調な行程。
- チェックイン後、24:00頃就寝。
キャンプ1日目
諏訪サービスエリア
翌朝は7:00起床の予定が6:30に目が覚めて何だかんだで7:00過ぎにチェックアウト。楽々プランの筈が、小淵沢を早めに抜けておきたい気持ちに負けてしまいました。
その甲斐もあってか、無事に小淵沢を抜けて、諏訪湖SAで朝食を取りました。
朝からカレー。そしてめちゃ辛い。
こんな所にも「ゆるキャン△」。
買い出し
今回は2泊3日で近隣にスーパーやコンビニが無いので、事前にがっつり買い込んでいく必要があるため、最寄(と言ってもキャンプ場まで数十キロ)の松本近辺でスーパーを探すと以下3件ありました。
ツルヤは長野では有名なスーパーらしく、是非行ってみたかったのですが、若干ルートから外れていたので、行きなれている安定の西友笹部店に立ち寄ることに。
お肉類は信州牛を求めて「丸中精肉店」に立ち寄り、サーロインステーキと馬刺しを購入しました。ニトダッチを購入したので、ローストポークを作る予定でしたが、丸中精肉店では豚肉の扱いは無かったので、今回は断念。豚肉は西友で買っておけば良かった。
食材の買い出しはこの2件で済ませ、最寄のコンビニ「セブンイレブン波田赤松店 」でクーラーボックス用の氷を購入。 板状の氷を3枚購入しました。
Colemanのクーラーボックスを急遽購入したのですが、日中18度前後、夜間氷点下の状況だったのもあり、3日間ほぼ溶けず、まんま板状のものが残っていました。
いざ高ソメ
最後のコンビニから進むと周囲は町から村へと景観が変化していきました。
道に勾配は無く、基本的に上高地に向けた大型シャトルバスの往来する道路でもあるため、それほど急カーブや狭い箇所もありませんが、途中で5か所程通るトンネル内は急に道幅が狭くなるので、トンネルに入る際には注意が必要です。
梓湖を何かして、トンネルをいくつか潜ると小さな集落に入ります。
そこからナビを頼りに進むとそれっぽい場所に辿り着きました。
確かに綺麗な場所だけれど、事前に見ていた場所と何となく違う。
でもナビはこの先はキャンプ場だと言っている。
ひときわ大きな建物でここはキャンプ場ですか?と伺うと、楽農倶楽部との事。
高ソメキャンプ場に電話をして場所を確認すると、どうやらナビやGoogleマップを頼りにするとこちら側に入ってきてしまうとのこと。
周辺の看板を頼りに進んだ方がいいようです。
一応、楽農倶楽部を登って奥に進むと、突き当りを右に曲がると金属フェンスがあるのですが、そこを開けて進めばキャンプ場に来られるとの事だったので、そのルートで進みました。道がかなり狭いので、ゆっくり進みます。
そしてついに白樺のキャンプ場に到着しました。
7:30に甲府を出て、朝食、買い出しなど寄り道をして、キャンプ場への到着は12:15頃です。事前に諏訪SAでアーリーチェックインが可能な事を確認済でした。
通常のチェックイン時刻は15時ですが、今回のように前泊者がいなければ9時くらいから追加料金無しでアーリーチェックインさせてもらえるようです。僕らも追加費用はありませんでした。
キャンプ場到着
キャンプ場内の道を進んでいくと、池のほとりに管理棟が見えて来たので車を止めてチェックインします。
ゴールデンウィーク初日の通常チェックイン前の時間帯のためか、場内はまだ人はまばらで受付もスムーズでした。
サイトの場所の説明と、山に入る際には熊に注意との事で、クマ鈴を渡されました。比較的短めの簡単な説明のみでした。
今回予約したのは水芭蕉の群生するエリアの右端の方。No.44のサイトです。
予約時にNo.1,2は空いていなく、No.3はあったのですが、サイトが狭いとのことでしたので、諦めてトイレや炊事場に近いNo.44を指定しました。No.45も少し小さめのサイトとの事でした。
No.53から上り坂になっていて、59-63が最も高い場所になっていました。
高い場所は空が抜けているので、星空を見るなら適していると思いますが、水場、トイレに結構距離があるので、子連れやトイレが近い人には向かないと思いました。
管理棟裏のプライベートキャンプエリアは白樺の森というより、駐車場とその裏の藪といった感じで、個人的には景観上おススメはできない印象です。
「夏涼しいエリア」は今回見損ねてしまいました…。
受付を済ませ、No.44サイトに向かいます。
マップ上は池や川のほとりのように見えますが、水というより湿地でした。せせらぎは聴こえません。
12:30頃サイトに到着したので、昼食前にササっとサイト設営をします。
今回はサーカスTCではなく、Neutral OutdoorのGE4.0です。去年ふるさと納税で入手して、2度目の利用です。アスガルドのナイロン版のようなテントなので、冬場の使用に不安があったのですが、今回はその実験も兼ねてみました。
前回使用ではクイーンサイズのエアーベッドを2台配置したのですが、その後、Hilanderのローコットを3台購入したので今回はコットスタイルに。
夜は結構冷えそうだったので、アウトドアリビングが厳しい場合に備えて幕内にもテーブルを2台設置しました。
別記事で紹介したRuth&Boazのラグを銀マットの上に敷いています。色がバラバラで変になるかとおもったのですが、シュラフも1枚赤いので、統一感はないかもしれませんが、それほど違和感もありません。
日が落ちて、氷点下になるとナイロン1枚のテントはやはり冷えます。
そんな環境でもAlpaca1台で外気マイナス2℃に対して幕内14℃くらいまでは上がるので、寝袋に包まって寝る分には全く問題ありません。
温度は問題ないのですが、ナイロンテントだからか、煮炊きをすると夜間はかなり結露します。日中テントに日が差してきてから入口を開放して1時間ほど経てば乾くのですが、壁付近の床は若干水が溜まるので、置く荷物は注意が必要です。
テントに続いて、タープとアウトドアリビングを設置します。
通路側を閉じ気味にして、湿地側をオープンにしてタープを張りました。
もっとテント入口に近づけたかったのですが、今回はこれが限界でした。
アウトドアリビングはローチェアスタイル。
ちなみに写真に写っている薪は管理棟で1束400円。針葉樹のものです。
翌日管理棟に行ったら白樺の太い薪束が同じ値段で売っていたので、もう1束追加購入しました。白樺の薪の方がおすすめです。
奥に見えるのは今回導入したコールマンのAmazon限定カラーのクーラーボックスで、えびかにさんの以下の記事を参考にさせていただきました。
コールマンのクーラーボックスは他にも色んなコラボモデルもありましたが、オリーブカラーが欲しかったのでこちらを購入しました。
ウッディ・もっくで入浴
昼食を定番の肉まんのホットサンドプレスで済ませた後、ちょっと早めのお風呂に向かいます。
初日のお風呂は最寄の入浴施設「ウッディ・もっく」を利用しました。
高ソメキャンプ場を運営している奈川振興公社の施設です。
サイトの写真ではかなりこじんまりとしたお風呂で、少し心配になりましたが、訪問してみるとそこまで小さくなかったです。洗い場も8つ程シャワーがありました。
湯舟も10人くらいは入れるサイズです。
ロビーで販売しているリンゴジュースが絶品でした。
道中でコンビニや小さなスーパーがあることを期待したのですが、やはり1件もありませんでした。途中での食材調達は難しいので、松本近辺で済ませておく事は必須です。
入浴を済ませて、焚火の準備をしていると日が落ちてきて辺りはすっかり真冬の夜。
夕飯の準備をそそくさと始めるも、やはり外での食事は無理と判断。
お肉を焼くのは外で済まし、幕内のストーブとカセットコンロでスープ、炊飯を行い、ササっと信州牛と馬刺しをいただきました。
食後の洗い物は極寒。手袋必須です。
また、油ものは冷水では固まってしまうので、沸かした湯を持って最初に流さないとまともに洗えません。
洗い物後は家族でトランプ、UNOをして過ごしました。
満点の星空も見えたのですが、iPhoneでは撮れず…。カメラが欲しい。
所感
東京から行くと3時間では着かない距離なのですが、前のりしていたおかげでアーリーチェックインもでき、余裕をもって行動することができました。
さすがに長野の1,200mはGW期間中も冷えます。東京の冬装備で間違いありません。
空気も綺麗なので、夏場は紫外線対策が必要になると思います。
標高が高いので蚊は少なそうですが、自然豊かな森、腐葉土や湿地もあるので、虫は少なくはないと思います。
ゴールデンウィーク期間中のためか、ファミリーキャンパーが比較的多かったのですが、特段騒がしさやガヤツキは無く、落ち着いて過ごす事が出来ました。
2泊、久しぶりのファミリーキャンプとなり、長文気味になってしまったので、残りは後半として別記事にさせていただきます!
後半はこちらから
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