週末に、代休を利用して日・月で一泊ソロキャンプに行きました。
平日なので近場でと思って、最初は道志の森に行くつもりでいたのですが、暑くなりすぎる前に一度海キャンプを経験してみようと思い、急遽千葉の房総半島南端にある、白浜フラワーパークに行ってきました。
Google Mapで場所を確認するとここら辺にあります。
富津の辺りは番屋や鋸山があるので、年数回は行くのですが、こんな南の方まで行ったのは今回が初めてでした。
都内からはアクアライン経由で千葉に入ります。冨浦ICが終点でそこから20キロ強下道を走ります。内陸よりを走るので海感はありません。
しかしながらキャンプ場に近づくまで割とずっとスーパーやコンビニがたくさんあるので、途中での食材調達には困りません。
市場的なお土産屋さんもあるので、海鮮物はそこらで買う事ができます。
今回はソロだったのと、直前までほぼノープランだったのとで、地元のセブンイレブンと西友で買い物してそのまま途中に寄ることなくキャンプ場に到着してしまいました。
到着
9:50に都内を出発して、12:10くらいに現地到着です。
駐車場に車を停め、受付に向かいます。
中に入ると既に人が並んでいて、6番目でした。しかもみんなファミリー。
ソロはいません。
受付を済ませて場内地図で今回予約したサイトの場所を教えてもらい、車で向かいます。
ビーチラウンジは海に近い割と最近できた新区画です。一番奥なので途中のオートサイトを眺めると、明日は月曜日なのにほぼ区画サイトは埋まってました。
しかも9割がた小学生くらいの子供連れファミリーキャンプ。完全に肩身の狭いソロキャンプが始まりそうです。
場内マップはホームページにも掲載されていますが、ビーチラウンジエリアが未掲載のため、Google マップベースで記載するとこんな感じです。
黄色い丸が大半を占めるオートサイトで、左側のピンクが今回利用したビーチラウンジです。
オートサイトからは海は見えませんが、季節が合えば、中心のポピー畑を囲むサイトは目の前がお花畑でいいかもしれません。
今回はシーズンが終わっていたので、雑草除けの黒いビニールシートがかけられていました。
その他に、ドッグヤードサイトが2つ、タープが連結された設置済みベルテント(手ぶらサイト)が二つ、バンガローが1つ。これらのサイトは海から最も離れたエリアに配置されています。
そして後ほど紹介しますが、大型テントが3つくらい張れる広さのあるプライベートエリアが2箇所あります。
ビーチラウンジエリアに到着。
チェックインは12:00からだったので、いい場所取れるかなー、と思っていたのですが。甘かったです…。
こちらも既にファミリーで一杯。海に近いところから順に埋まっていく感じで、僕は後ろから3番目のサイトに入りました。
テントを張った後に気づいたのですが、一番後ろのサイトの方が、真ん中の通路の突き当たりになるので海への抜けが良かったです。。。
前4列目以降になる場合はこちらを選択することをオススメします。
設営
設置が終ってまもなく反対側のサイドにもファミリーが。右サイドは男の子2人の4人家族。
正面と左隣は2人兄妹4人家族。
中心にソロのオッサン。
「あいつ1人で何やってんの?」と心の声が聴こえてきます。
ファミリーはアメド率が異常に高かったです。
次いでコールマンのテントとスクリーンタープの組合せでした。
珍しくサーカスTCが被りません!
ソロなのでタープは持って来なかったのですが、日中34℃位まで上がったので、テント閉めると流石に暑い🥵
なので初の両面開き!
これは涼しい!
生地の厚いTCの濃い日陰と通気性を兼ね備えた、夏仕様。
これなら夏ソロキャンプも行けるかも!
ファミリーも「面白い形ね」とチラチラ見ながら通り過ぎて行きます。
全開でも通りから中は見えないように張ってます。
お隣さんのタープ越しに海を見えるように張ったつもりが、僕のサイドはいつの間にかフルクローズ。。。
設営が終わりファミリーがキャッキャとお昼の準備を始める中、セブンで買ったコーヒーとランチパックをこっそりと食べます。
食べながら周りの声に耳を傾けると、子供叱りつける声や奥様への罵声、夫婦の言い合いがそこら中からします。
ところかしこで殺気立ってます。
せっかく子供や家族の為に、会社を休んでまでキャンプに来ているのだろうに。
あとで管理人さんから聴いたのですが、土曜の運動会の代休を利用して皆さんいらしていたようです。
土曜日にお父さんは朝から場所取り、お母さんはお弁当作り、夕方まで炎天下の校庭で応援してクタクタの中、翌日朝からキャンプ。天気は良いけど暑過ぎましたね。
見事にみんなイライラ。
ファミリーキャンプでは子供を叱らないようにしようと反面教師にさせていただきました。
施設紹介
話は逸れましたが、昼食を取り終わったところで散策に出ます。
まずは海!
奥から3番目でも海まで徒歩30秒です。
ただここの海に砂浜は有りません。
岩場だけなので、磯遊びが中心となります。
午前中の引潮で潮溜まりが出来ていて、魚や蟹、そしてフナムシがたくさんいます。
フナムシって見た目はダンゴムシだけれどG並みの素早さと時折現れるG以上のサイズの個体に恐怖します。
昔は触れたのに、いつの間にかダメになっていた。
岩が削られた跡。自然のアートという感じですね。
海岸からキャンプ場の方を見ると、プライベートエリアが見えます。1泊25,000円くらいだったと思いますが、1家族で使っていました。
専用の炊事場とトイレが付いてます。
シャワーも有るのかな?
ちなみにもう一つのプライベートエリアはこちら。
使用者がいなかったのでじっくり見せていただきました。
プライベートエリアを挟んで反対側から上がると、滑り台付きのプールがありました。
HPで見た際に、海の脇でプール?と思いましたが、泳げる海では無いので必要ですね。
プールサイドには良い感じのバーがありました。
夏場と週末のみの営業かな?
このキャンプ場は夏場はフェス会場にもなるようなので、プールとバーはそんな時にも使われるのかもしれません。
プールの脇には足湯とシャワー棟があります。
足湯は翌朝には子供達のプールと化していました。
シャワーは3つ付いてます。
女性用は見ていないので分かりませんが、化粧台とかは充実しているかもしれません。
スマホの充電に使用して良い電源があります。
こういうのはありがたいですね。
続いてトイレ。
ディズニーシーのような作り。綺麗でした。でも外から結構見えます。
その隣の炊事場。
使いませんでしたがお湯も出るようです。
冬場営業もやってるってことですね。
そしてゴミ捨て場です。
無料回収してくれます。
写真を撮り忘れましたが、薪も無料です。
長いものばかりなのでノコギリで切らないと行けません。
真夏は結構大変な作業になりそうです。
僕は1束分位作って引き上げたのですが、お向かいさんは割と長い状態で3束分くらい持ってきていました。
夕日鑑賞
散策、薪の準備も終えて若干日が傾いてきたので、夕日を見ようと椅子を持って海岸に向かいます。
ちょっと早過ぎました。
この時期の日の入りは18:45。出直して夕飯の仕込み(といってもローストポークなので塩コショウ降ってアルミで包むだけです)をします。
お風呂の用意をして、一杯飲んでます。
おつまみはセブンのピリ辛カレーポテト。
18:30頃再び海岸へ。
ジャストタイムでした。
ん?よく見るとあれは。。。
富士山!
海越しの夕日を背にした富士山が!絶景。
間違いなく今回のキャンプ最大のイベントでしたが、海岸を見渡しても僕だけ。
みんな何故見ない!
Welcome to the Jungle
夕日を見終えて宴の前にお風呂に入ってさっぱりします。
キャンプ場内のシャワーは無料ですが、近くのジャングルパレスのお風呂が500円で使用できると受付時に説明を受けたので徒歩で向かいます。
テントから15分くらいでした。
なかなか味のある外観です。
昭和を感じます。
色んなフォントが入り混じってる…。
入って階段を登り、大ジャングルへ向かいます。
夕日に負けないくらいのイベントになりそうです。
お風呂はまさにジャングル。
生木がたくさん生えてました。
ぜひお試し下さい。
ホテルも併設されているようですが、宿泊者の気配は感じませんでした。
明日は平日ですしね。
昭和の頃はもっと賑わっていたのかもしれません。
日が落ちてきました。
サイト内もいくつかライトアップされています。
太陽の下で見えていたアラもこの時間帯は全て隠れ、波の音のするいい雰囲気。
宴
晩御飯はローストポークがメインですが、焼くのに50分くらいかかるので、飲みながら待ちます。
セブンで買った、ポテトサラダで始まり、定番の枝豆塩バター炒め。
ビールを二本あけたところで出来上がりました。
中までしっかり火が通っています。
250円位のお肉がこんなに美味しくなるとは。
半分食べたところでロールパンに挟んでサンドにしました。
20時頃、調理で余った火に一本ずつ薪をくべて眺めている中、ふとお向かいさんに目をやると、火起こしきと焚火台に二刀流で旦那さんがガンガン火を焚いていました。
キャンプファイヤー状態。
薪が長過ぎてこぼれまくりで、焚べる、拾うの大忙し。
奥さんと子供はスクリーンタープ内でそんなお父さんの勇姿には一切目もくれません。
僕は観てましたよ。
「アナイアレイション」を鑑賞。
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ナタリーポートマンはいつまでも可愛い。
そして虫と共に就寝。
朝食
6時に起床し、馬鹿の一つ覚えのフレンチトーストとソーセージでお腹いっぱいになった頃、各家庭で火がつかない事件が相次いで発生。
海辺のサイトだからか夜の湿気がすごく、雨も降っていないのにテントがこんな状態。
薪を出しっぱなしにしていたら湿っちゃいます。
ミルで豆を挽いた後、コーヒー飲むまでに1時間くらいかかったり、挙げ句の果てにツーバーナーを使用して薪に火をつけたり。
(そのままお湯沸かせば、、、)
所感
ソロ感は0でしたが、色々な意味でいい勉強になるキャンプでした。
- ファミリーキャンプはいっぱい企画を詰め込んじゃいけない。
- 運動会の翌日はキャンプをしてはいけない。
- そして何より遊びに行って叱らない、喧嘩しない。
というような反面教師的な学びもあるけれど、周りのイライラは何かに挑戦した結果だったのかもしれない。
最初の頃はキャンプのために色々企画して初めての事にどんどん挑戦していたのに、いつの間にか同じルーチンでしか過ごさなくなってしまったのかもしれない。
思い通りにいかない不確実を避けたキャンプも癒されに行く分には良いけれど、何かチャレンジする楽しみを、たった半年のキャンプ歴で忘れてしまったのか、と思い直すいい機会になりました。
白浜フラワーパーク。今度は子連れで夏に行ってみようと思います。