画像出典:DOD公式サイト
直近2回のキャンプはサーカスTCでのファミリーキャンプでした。
3人ないしは4人でサーカスTCを利用するにあたって気になったのが、ポールがセンターにあることの不便さでした。
相手の動きと固定されたポールを意識して入口に移動したり、更に相手が複数人、幕内に色んなものが配置されている状況ではかなり干渉するように感じました。
この課題を解決する方法は偉大な先達の試行錯誤によって編み出されています。
それが「ポールの二股化」で、実際の手法として二股ポールを自作するやり方や、既製品を流用するやり方が記されており、今回僕もそのナレッジを拝借させて頂きました。
DIYは好きなのですが、今回は既製品を流用する方法を選択しました。
購入したもの
- DOD フタマタノキワミ
DOD(ディーオーディー) フタマタノキワミ ワンポールテント 二又化アタッチメント 角度/長さ調整可 【全長300cm脚部ポール付きフルセット】 FA5-603-BK
- 出版社/メーカー: DOD(ディーオーディー)
- メディア: スポーツ用品
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このネーミングは、、、るろうに剣心の二重の極みからなのか、はたまたゲスの極み乙女の二股ネタからなのか、或いはその両方を掛け合わせたものなのか。。
DOD製品初購入です。Amazonのレビューでは、作りが荒くてポールがはまらないという方もいらっしゃったようですが、今回届いたものは傷も無くスムーズに全てはまりました!
また、二股パーツのみ長さの調整が3段階可能な造りになっていて、そこでゴニョゴニョと調整することでサーカスTCにも使えるようになるようです。
ある方は、
- 片足はポール6本で最短調整
- もう片方はポール5本で最長調整
と書かれていたり、他の方は
- 両方とも6本で最短調整
だったりと、ゴニョゴニョの方法は色々あるようです。
実際には完全にフラットなロケーションは存在しないので、都度都度調整をする必要があるのかも知れません。
その点がこの方法での面倒なところなんだと思います。
ただ、いずれの先達も二股化によるメリットの方がその手間よりも遥かに大きいと感じているようでした。
自宅で事前検証してみました。
5本最長、6本最短で設定すると、こんな感じで両足の長さに差が出ます。
画像の左足は先端のピンを除いた部分から足先まで57.5cm、右足は73.5cmで二股ポールの長さの差は16センチあります。
ポール1本あたり50cmで高さ調整されるので、全体としての左右差は34cmです。
穴の間隔は約7㎝なので、長い方の足は7、14、21cmプラス調整が可能です。
ポールの設置位置的に5角錐の頂点から底面の1角にポールを下ろすのと、辺上に下ろすのとで距離は違うので、そこでこの35cmが埋まるのでしょうか。
実際に図にするとこんな感じです。
すみません、写真の足と下の図面の足は裏表逆でした…。
撮り直すのが面倒なので、写真側は左右の足を入れ替えて考えて下さい…。
片足はポール6本で最短調整、もう片方は5本で最長調整の場合、
- 長い方の足の長さ 50×6+57.5=357.5cm
- 短い方の足の長さ 50×5+73.5=323.5cm
となります。
図の右辺、左辺の長さは a^2 + b^2 = c^2 の三角関数で算出しました。
したがって、片足はポール6本で最短調整、もう片方は5本で最長調整の場合、左辺は13.7cm不足、右辺は6.1cm不足となり、サーカスTCの中心が平面図上、若干左側にズレることになります。
それにより、右下の図の黄色い丸の角ではテンションがかかり、青い丸の角ではテンションが緩む感じとなることが予想されます。
それを解消するために長さを調整するなら、
- 長い方の足の長さ 50×6+57.5+7(1段階伸ばす)=364.5cm(1cm過剰)
- 短い方の足の長さ 50×6+57.5=357.5cm(20cm過剰)
にして、短い方の足の設置位置を中心から上下どちらかにずらしつつ、二股ポールを地面に対して垂直に立てずに、わずかに倒しながら立てるのがいいかもしれません。
もしくは地面を15cm程掘る(芝生のサイトとかダメですね…。)か、ポールを切るかする感じでしょうか…。
まあ、これは正に机上の空論であって、実際にはこんなどフラットな場所なんて無く、傾斜が2度あれば吸収されてしまいますし、生地の伸びなんかでも変わってくるので、実は影響がないのかもしれません。
この仮説の結果、次回の実地では両足ともポールを全てつけて、一方は1段階伸ばしつつ、もう一方は15cm程度窪んだところに足を刺す、で行ってみようと思いました。
次回の出撃は真冬の道志の森キャンプ場を予定しているので、サイト自体は土っぽいので埋め戻しを前提に、スコップを持っていってみようと思います。
以上、二股化に向けた事前検討でした!
事前検証結果をもとに実際に使用してみた記事はこちら。