平成最後のゴールデンウィークは高ソメキャンプ場で過ごしました。
前編はこちらから
1日目の夜中は雨がナイロンテントをうつ音で何回か目覚めました。
気温はマイナス4℃くらいまで下がりましたが、GE4.0のテント内でもAlpacaストーブのおかげで10℃くらいを維持できていたので、シュラフで暖かく寝る事が出来ました。
僕はマイナス8度まで対応のNangaで、ヒートテック上下のみで寝て少し暑いくらいでしたが、子供たちはマイナス0度まで対応のLOGOSのシュラフで丁度良かったようです。
起床と朝食
朝は6時頃にキツツキが白樺の木をつつく音で目が覚めました。
キツツキ以外に鶯の鳴き声もそこら中から聴こえました。
トイレついでにキャンプ場内を散策。夜中の雨で地面は少し湿ってますが、水はけ良く、ぬかるみや水たまりはありません。
子供たちが目覚める前にテントの外で火を熾します。
西友で買った食材でサラダ、ウィンナー、フレンチトーストと、家と変わらないメニューですが、キャンプ効果で普段より数倍美味しく感じます。
釣り
前日から子供達が楽しみにしていた釣りに出かけます。
高ソメキャンプ場は大きな釣り池があり、ニジマスやイワナ等が釣れるとの事でした。
管理棟で釣り竿を借ります。
釣った後に捌いた時にお腹から虫が出てきたらショックなので…。
釣りは大人が1時間410円、子供は200円。竿は1本200円で借りられます。
2本借りて、大人1人、子供1人で妻と僕は交互、長男と次男が交互に釣ることにしました。10時からちょうど1時間くらいで終了したので、1,000円ちょっとの料金でした。
釣った魚は別途1匹230円かかります。
魚は水が動くところに集まるそうで、図面の流れ込みや排水溝のある当たりがいいとの事。僕らは左上の辺りで釣ることにしました。
釣り場に着いて空を見上げると不思議な虹が。
湖面にも映っていました。ニジマスの釣れる予兆か!?
環水平アークという光学現象らしいです。
釣り場に到着して湖面をじっと見つめると、魚がたくさん泳いでいるのが見えます。
浮きの長さを調整して、釣り針にイクラを刺して投げ入れると、湖底の餌が見えるくらい水は綺麗で穏やかです。
すぐに魚が餌の周りをウロウロしだし、食いつきます。
立て続けに3匹釣りあげてしまったので、後は子供と妻に任せます。
釣り過ぎても食べきれないし、釣れなければ昼食がオニギリだけになってしまいます。
その後、何回も餌を取られながらも次男が2匹、長男が1匹釣りあげ、妻は坊主。
子供達はまだ釣りたそうでしたが、釣り過ぎても食べられないので終了。
管理棟に戻り、230円×6匹を支払います。
そのまま管理棟脇の炊事場のまな板と包丁をしようして捌きます。
事前に捌き方はYoutubeで勉強済だったのですが、エラがなかなか取れず苦戦。
手が魚臭くなりながらも6匹綺麗にさばけました。使い捨ての手袋持ってくれば良かった…。
昼食
竹串にさして塩を振り、焚火台で焼きます。
30分くらいかけて遠火で焼くつもりが、竹串の根本が燃えて、途中から結局網焼きに…。
粗塩ではなかったので、さっぱりうす塩気味でしたが、ふっくら焼けて子供大絶賛。
梅おにぎりと一緒に頂きました。
釣ったものを捌いて食べるという一連の狩猟体験は子供の思い出にもなったようで、ゴールデンウィークの宿題の絵日記はこれになってました。
施設について
そういえば、施設を紹介していませんでした。
炊事場
僕らのサイトから20mくらいのところにある炊事場です。
綺麗で広く、込み合う事はありませんでした。
もちろん水しか出ないので、ゴールデンウィークの時期でもゴム手袋必須です。
トイレ
こちらもサイトから30mくらいのところにあるトイレです。
男子は小便器が3つ、大が3つありました。水洗式ですが、大2つは和式です。
綺麗に掃除されているので、安心して使えます。
謎の設備
場内にあった建物。Barと書かれていましたが、Barはありません。
中に入ると囲炉裏テーブルが6つとホワイトボードが2つ。
レクリエーションの会場スペースか何かでしょうか。
施設全体的に新品ではありませんが、メンテナンスや清掃が行き届いているのと、色調が統一感があって、白樺の木々と相まってシックでいい雰囲気です。
白骨温泉へ
昼食後、時間もたっぷりあるので、車で1時間ほどのところにある白骨温泉に行くことにしました。
以前、上高地を訪れた際に立ち寄ろうと思っていたのですが、時間が無く行けなかった乳白色の硫黄泉です。
車で山道を進むと途中で猿や鹿を見かけました。
いくつか日帰りの温泉しせつがあったのですが、今回は泡の湯に行きました。
泡の湯は混浴の大露天風呂があるのですが、到着時刻がちょうど清掃時間と重なっていたので、男女別の浴場施設を利用することにしました。
さすがに家族で混浴というのも何なので…。
夕飯
入浴後、微かに硫黄の匂いを香らせながら夕飯の準備です。
初日に比べて気温も上がってたので、アウトドアリビングで焚火ご飯をしました。
次男は大好きな枝豆をストーブで調理します。
バターを入れて塩を振って炒めます。
長男も鶏もも肉をアルミに包んで火にかけます。
包む前に何か色々味付けをしていました。
よくわからないけれど美味しかったです。
次男は食後すぐ就寝してしまったので、長男と余った薪で焚火します。
小学六年生でこれから受験の追い込みと忙しい時期なので、ファミリーキャンプも今年は行けてあと1回くらいでしょうか。
あまり普段話をする機会もなかったので、ちょうどいい機会でした。
ポリコットン製のタープなので、タープの下で焚火をしても全く問題なし。
薪の質が良かったのか、タープも煙臭くなりませんでした。
酔い覚ましがてら、洗い物をして2日目は就寝。
星空も綺麗に見えましたが、やはりiPhoneのカメラでは全く映らず…。
撤収
翌朝も前日と同じようにキツツキの食事の音で目覚めます。
雨は降ってませんが、若干の曇り空。
雨が降る前に撤収します。
あらかた荷物を積み込んで、昼食はカップラーメンで済ませました。
チェックアウトは15時でしたが、14時に撤収完了。
最後は次男がサイト全体を見回りして、ゴミや忘れ物が無いかチェックします。
乗鞍高原温泉
帰りはまたキャンプ場から1時間程度の場所にある乗鞍高原温泉に。
こちらも白骨温泉と同じように乳白色の硫黄泉。
乗鞍高原は冬はスキー場。夏は高原の湿地と自然あふれる観光スポットのようです。
湯けむり館で1時間ほど入浴して、白桃ソフトを食べました。
16時頃に出発しましたが、ゴールデンウィーク中日という事もあり、5km程度の渋滞は3か所ありましたが、20時前には都内に無事帰宅しました。
所感
初めての2泊のキャンプでしたが、やはり初日設営・翌日撤収と慌ただしい1泊キャンプと比べて圧倒的に余裕がありました。
特に子供連れの場合、設営と撤収で終わってしまうのは遊びの時間が限られてしまうので、これくらい余裕のある方が楽しめたと思います。
都内から2時間の距離の富士山近辺のキャンプ場はゴールデンウィーク中は人で溢れたようですが、4時間圏くらいまで足を延ばせば十分静かなキャンプができるようです。
たまたま10連休で分散されただけかもしれませんが…。
次のファミリーキャンプは夏か秋。できれば虫の少ない秋がいいですが、長男の受験直前なので難しいかなぁ。
夏でも高地のキャンプ場だと虫が少なかったりするのでしょうか?
また色々調べてみようと思います。
長くなりましたが、ゴールデンウィーク高ソメキャンプ場レポートは以上です。