来週からいよいよ新しい職場での仕事が始まります。
この長い有休期間の最後は、今まで行ったキャンプ場の中で一番良かった場所にもう一度行こうと考えていました。
- ふもとっぱら(12/7 - 8)
- 浩庵キャンプ場(12/17 - 18)
- ほったらかしキャンプ場(12/26 - 27)
- 田貫湖キャンプ場(1/4 - 5 )
- 道志の森キャンプ場(1/10 - 11)
5回の内、4回が山梨県で富士山の見えるロケーションです。
この中では一番ふもとっぱらが富士山に近く、大きく見えるのですが、僕のお気に入りは本栖湖越しの富士山です。
田貫湖越しの富士山もよかったのですが、浩庵の方がより静かな自然の印象があるため、僕は気に入っています。
有休消化最後のキャンプは浩庵に行くことにしました。
基本的な内容は前回利用のものと被ってしまうので、詳細は割愛します。
今回も薪の調達は渡辺製材所です。
太い薪2束、細い薪1束を購入しました。計800円です。
今回、食材は事前に地元で買っていったので、TACは寄りませんでした。
しかしながら、持って来ようと思っていた箒を忘れてしまったため、TACの少し先にあるフォレストモール富士河口湖のくろがねやに寄ってきました。
ここは灯油の販売もしているし、灯油タンクも売っているので、万が一ポンプや灯油を忘れた場合、一括で調達することができます。
その後、サクッと浩庵に到着し、今回も森林サイトに設営しました。
前回の場所が本栖湖方面完全に視界が開けた場所だったのですが、その場所は既に先客がいたので別の場所へ。
寄り道をしている間にみるみる雲が出てきて、富士山も雲の中に…。
更に設営が終わった瞬間雹がバラバラと降ってきました。
米粒程度の大きさだったので、テントに穴が開いたりはしませんでした。
天気予報では晴れだったのですが、本栖湖周辺は別のようです。
この後、雹は雪になり、日が暮れると雨に変わりました。
ガンガン焚火するつもりで来たのですが、籠りキャンプに…。
本を3冊持ってきたので飲みながら読みふけって過ごしました。
夕飯は予め家からメスティンに入れて持ってきた白菜と豚肉の鍋。
その他おつまみと一緒に食べました。
過去数回のソロキャンプで学んだ、事前準備が生きてます。
アルパカ君に持ってきたメスティンを乗せるだけです。
ご飯も水入れて30分ほどしたらEsbitで自動炊飯でOKです。楽だ~。
食後もひたすら読書。
21時頃に雨も止み、洗い物とトイレに行ってそうそうに寝る準備をします。
気温は幕内11℃、外マイナス2℃。雨のせいか予想より気温は下がりませんでした。
22時頃消灯しようとしたころに外に異変が…。
テントの周りを歩く足音が。
フンフンと荒い鼻息も聴こえます。
足音的に小動物のものでは無さそう…。
怖くてテントを開けて確認はできません。
しばらくすると上の方からも「ホウ、ホウ、ホーウ」という明らかに仲間に合図を送る鳴き声も。それに応える声も遠くから聞こえます。
声の主は多分猿だと思います。
足音はなかなか遠ざかりません。近場をウロウロしています。
他のテントの人達も気づいたようで、薪を打ち鳴らす音が聞こえて来たり、車をリモコンでロックする音が聴こえて来たりします。
近場に人がいるというのは、本当に安心だな~と改めて思いました。
これが前回の道志の森だったらと思うと恐怖です。
テントの入口付近に念のため薪束を置くなどして、防御壁を作り、とりあえず今日は就寝します。
前回の道志の森では外気マイナス2℃でストーブをつけて寝たら暑くて起きてしまったので、今回は思い切ってストーブを消して寝ました。
NANGA650でヒートテック上下だけで問題なく寝られましたが、朝起きる際に寒さがしんどかったです。起床時の気温は幕内、幕外ともにマイナス4℃。
予め暖パンやフリースジャケットを寝袋に一緒に入れて寝ていたのですが、それを着るためにいったん寝袋を開け、マイナス4℃にヒートテック上下で飛び出します。
上下着用後、アルパカに火を入れて温まるのを待ちます。
あ、でも幕外も同じ気温だから外に出てもしんどさは変わらないか、と思い、薄ら明るい外に出ました。
もう動物はいないようです。
注意深く昨晩徘徊していたヤツの痕跡を探します。
やはり10cmくらいの足跡がテント周辺に結構ありました。
イノシシ?干支?縁起良いね。
昨晩は風が強かったので、ガイロープとペグダウンした部分のテンションをキツメにしたのでちょっとパンパンなサーカスTCになってます。
スカート部分に水たまりができている、と思ったら全て凍っていたのでパリパリ剥がしてしまいました。剥がすと濡れていないです。
氷を剥がしていると、周り中の松の木から「ココココココ」っと少し低い音がしてきます。
何の音だろう?と思って木をよく見るとそこら中にキツツキが!
初めて見たのですが、思っていたよりも小さい鳥でした。
日が完全に出る頃には食事タイムが終了しています。
恐らく日の出の薄明るい頃が活動タイムのようです。
幕内が温まってきたので朝食の準備をします。
前日のおつまみの残りのオイルサーディンを刻んでポテトサラダに混ぜたのですが、刻んだ際に使用したまな板が、洗っても洗っても魚臭さが取れません…。
熱湯をかけてみたところ、若干ニオイが和らいだのですが、まだ微かに臭います。
せっかく晴れたので、コンロではなく焚火で焼きます。
日が出ると気温は6℃まで一気に上がります。
幕内はお湯を焚いているのもあって18℃。暑いので外でそのまま頂きます。
富士山も綺麗に見えてます。
食後、洗い物をして富士山を眺めていると一瞬だけ凪が!
湖畔に着いた時にはまた少し風が出て完全な鏡富士には今回も合えませんでした。
前回来た時は10時のチェックアウトに合わせて慌ただしく朝から片づけていましたが、今回はレイトチェックアウト。
12時くらいまでのんびり過ごして撤収準備。
朝食べ過ぎたので昼食はおつまみの残りを休み休み口にしました。
冬場、森林サイトでテントを畳んでいるとこんな風になりますよね?
芝サイトの場合は枯草が付きます。
行きにくろがねで購入した箒がここで役立ちます。
そんなに嵩張るものではないので、キャンプの際には今後忘れずに持っていきたいアイテムです。(僕がキャンプ場を運営する日がやってきたら常設しようと思いました。)
これも柄の部分を塗装しようかな…。
前日の雨のせいで予定していた焚火ができ無かったので、余った薪はお隣さんに託しました。
そのお返しにどら焼きをいただいてしまいました。
帰宅後に家族で美味しくいただきました。
所感
時間のかけ所が変わった。
前回浩庵を訪れたのは1か月前。2回目のソロキャンプでした。
まさにソロキャンプを始めたばかりで、とにかくキャンプっぽく過ごそうと焚火や炭火とかを使って調理していました。
今回は調理にはあまり時間をかけず事前に作ってきたものや、買ってきた総菜に少し手を加える程度で、余った時間はゆったり本を読んだり富士山を眺めたりして過ごしました。
使用頻度の低いものを置いてくる勇気が持てるようになった。
最初はソロキャンプでもランタンを3個持ってきていたのですが、今は1つ減らしました。外用1つ、中用1つ。1月、2月は夜外での調理は寒くて厳しいので、幕内で全てやってしまうことを考えると外用ランタンは不要になります。(トイレの際はヘッドライトをつけて行くので。)
また、ハイコットスタイルに変えることでマット類も減らしたり、とにかく使用頻度の低いものは極力置いてくることができるようになりました。(無いと不安、という気持ちがようやく無くなりました。)
そうすることで撤収もしやすくなり、更なる時短が可能となりました。
二股化により籠りがより快適に
一方で今回追加して快適だったのが大型テーブルです。
ファミリーキャンプ用に最初に購入したユニフレームの90cmのローテーブルで、上の写真の通り、焚き火テーブルとサイズがジャストフィットします。
今回幕内には3つテーブルを置きました。
上の2つに加えてナチュラムで購入した軽量アルミテーブルを持っていきました。
これは高さが無いのでバーナーやコンロ配置用に最適です。それらを置いた状態でUFローテーブルの下に配置できます。コンロを使う時だけ引っ張り出します。
配置はこんな感じです。
冬の間はアルパカ君は常時ケトルを乗せてお湯を沸騰させています。また、カップで飲んでいる物が冷えた際にはアルパカ君で再加熱したりします。その際にいったんヤカンの退避先が今までは薪の上だったりしたのですが、大型のテーブルを持っていく事で焚火テーブルが空き、本来的な高温のものを置く事に専念できるようになりました。
大物を追加配置できるようになったのは正に二股ポール化することによって空間効率が上がったからです。
この1か月半に試行錯誤をしてきた事で、明らかに1か月前のキャンプ内容と今回のキャンプ内容の質の差が出ているな、と改めて実感しました。
来週より新たな職場となるので、キャンプ頻度は大きく減ってしまいますが、できれば月1回は行けるように調整していきたいと思います。
以上、浩庵キャンプ場2回目のレポートと、前回との個人的な比較結果のレポートでした。